On-TARGETplus siRNA
特長
オフターゲット効果を低減するとともにsiRNAのターゲット特異性を向上
On-TARGETplus siRNAは、ヒト・マウス・ラットのNCBI RefSeqデータベースに登録されている遺伝子をほぼ完全に網羅したデザイン済みsiRNAです。遺伝子ごとにノックダウン効果と特異性の高いsiRNAがデザインされています。siGENOME siRNAのアップグレード版として、ON-TARGETplus修飾を導入することでオフターゲット効果をより抑え、ターゲット遺伝子に対する特異性を向上させています。4種類のsiRNAを混合したSMARTpool試薬は、高いノックダウン効率を維持しながら、オフターゲット効果を最小に抑え、ターゲット遺伝子をより確実にノックダウンします(補助データ参照)。製品形態は凍結乾燥品です。
センス鎖、アンチセンス鎖双方由来のオフターゲット効果を低減するON-TARGETplus修飾
ON-TARGETplus修飾は、センス鎖とアンチセンス鎖の両鎖に対する独自の化学修飾です。オフターゲット効果を抑えるとともに、ターゲット遺伝子に対する特異性を高めます。
センス鎖:RISCとの相互作用を妨げる修飾により、センス鎖がRISCに取り込まれることに起因するオフターゲット効果が抑えられます。
アンチセンス鎖:RISCに取り込まれたアンチセンス鎖がターゲットmRNAを認識する際に、より厳密な相補性が必要となる化学修飾により、ターゲット遺伝子に対する特異性が高められます。
製品情報
製品 | 生物種 | フォーマット | Size |
---|---|---|---|
On-TARGETplus | Human, Mouse, Rat | SMARTpool | 5, 10, 20, 50 nmol |
Set of 4 | 2 nmol x 4, 5 nmol x 4,10 nmol x 4, 20 nmol x 4 | ||
Individual | 2, 5, 10, 20, 50 nmol |
製品フォーマットの選択について
サポートデータ
ON-TARGETplus修飾とSMARTpoolテクノロジーによるオフターゲット効果の抑制
各種siRNA(ヒト遺伝子20種類)を用いたときのオフターゲット効果をマイクロアレイにより解析しました。発現抑制(2倍以上)の確認されたオフターゲット遺伝子数のボックスプロットです。ボックス中の横線は中央値を示しています。ON-TARGETplus SMARTpoolでは、オフターゲット効果が最小となりました。
各種資料 / 情報
DharmaFECTを用いた一般的なトランスフェクション法
siRNA/microRNA試薬再溶解プロトコル(チューブ用)
ビデオ:siRNA/microRNA試薬再溶解プロトコル(3分32秒)
siRNA、crRNAおよびtracrRNA、化学合成microRNA mimicおよびhairpin inhibitor、カスタムRNAの再溶解方法をビデオで説明しています。
アプリケーションノート:Off-target effects(英語)
関連リンク
【本社サイト】On-TARGETplus siRNA
コントロールsiRNA
DharmaFECTトランスフェクション試薬
DharmaFECT 1~4は、細胞にあわせて最適条件で使い分ける4種類の低分子RNA(crRNA、tracrRNAを含む)用トランスフェクション試薬です。